大相撲の横綱白鵬が土俵入りの際、所属する伊勢ケ浜一門以外の力士を太刀持ち、露払いに従えていた件で、来年1月の初場所から同門の旭天鵬と魁聖を従える形に戻ることが19日、関係者の話で分かった。

 早ければ1月7日の明治神宮奉納土俵入りからとなる。

 白鵬は3月の春場所から11月の九州場所まで太刀持ち、露払いともに、時津風一門所属の豊ノ島ら一門外の幕内力士を従える日が大半で、極めて異例とされていた。

 関係者によると、旭天鵬らの師匠の友綱親方(元関脇魁輝)が1月末の日本相撲協会理事候補選挙に、伊勢ケ浜一門の意向に反して出馬したことで、白鵬の師匠の宮城野親方(元幕内竹葉山)らと感情のもつれが生じ、土俵入りへの協力関係が中断。だが、11月の一門会で宮城野親方からの協力要請を友綱親方が了承した。