日本相撲協会は29日の理事会で、木瀬親方(元幕内肥後ノ海)を主任から委員へ昇格させた。

 2010年の暴力団観戦問題で委員から降格して以来の復帰。同親方は11年に発覚した弟子の八百長問題による平年寄据え置き処分が解け、昨年4月に主任となっていた。

 10年の野球賭博関与で5年間の階級据え置き処分を受けた時津風親方(元幕内時津海)も主任から委員に昇格した。

 北の湖理事長(元横綱)は「本人たちも現状を十分に認識し、深く反省している。協会のために頑張ってもらいたい」と話した。