【ロサンゼルス7日(日本時間8日)=柳田通斉】大相撲ロサンゼルス巡業のトーナメント初日が同市のスポーツアリーナで行われたが、露鵬、白露山、若ノ鵬のロシア出身3力士が宿泊ホテルからの出発時間に現れず、リハーサルをすっぽかした。3人は国内巡業でも朝げいこをサボるなど、問題行動の常習犯。激怒した巡業部首脳は、3力士に厳重注意した。

 支度部屋に雷が落ちた。リハーサル終了後、15分遅れて到着したロシア3力士に、巡業部の千田川親方(元関脇安芸乃島)が激高した。「こんなことが続くなら、協会に言ってクビにしてもらうぞ。部長(大島巡業部長=元大関旭国)に謝って来い」。

 当然、大島部長も激怒した。「この前も注意されたばかりだろ。何度言っても直らないなら、師匠に報告するぞ」。不知火同副部長(元関脇青葉城)は「横綱も時間通りに来ているのに失礼だろ」と続けた。

 この日、力士は午後2時30分集合。遅刻の3人は「買い物に行って、帰りのタクシーが交通渋滞に遭って間に合わなかった。遅れたのは5分ぐらい」と釈明したが、不知火副部長は「それは言い訳だ」と却下。厳重注意を与えた。

 海外巡業で力士が厳重注意を受けるのは異例だ。露鵬、白露山は4月の春巡業でも理由なく朝げいこをサボり、同部長に注意されている。役員側は3人を「次に問題を起こしたら理事会にかける」とした。

 もっとも3人に反省の色はなかった。露鵬はカメラマンに「余計な写真を撮るな」と怒鳴り、白露山は「5分ぐらいの遅刻でクビとか言わないでほしい」と口をとがらせた。