横綱朝青龍(27)が4日、暴動で揺れる母国モンゴルへの寄付を明言した。名古屋場所(13日初日、愛知県体育館)に向けて春日井市の春日野部屋で出げいこを行った後、「一番ショックなのは、国の大事な馬頭琴が壊れたこと。(修理費を)寄付したいよ」と話した。

 馬頭琴はモンゴル遊牧民の間に古くから伝わる弦楽器で弦は馬の尾の毛でできている。暴動は、国民大会議(国会)の選挙で敗れた野党民主党の支持者が、与党人民革命党本部を襲撃して始まったが、同本部の隣に位置する劇団の建物も襲撃され、ナーダム(民族の祭典、11日開幕)の開会式で音楽隊が使う馬頭琴や衣装も壊されてしまった。

 連日、母国のニュースを収集している朝青龍は「モンゴル巡業(8月27、28日)で使う(親族経営の)サーカス場まで影響があったら、オレだってゆっくりできない」と言い、暴動の再発回避を祈っていた。