<大相撲名古屋場所>◇9日目◇21日◇愛知県体育館
白鵬を追う2人がそろって2敗目を喫した。安馬(24)は奇襲に出た若ノ鵬に屈した。上に跳んだ195センチを下から突き上げ、一気に土俵際まで持っていく。直後、若ノ鵬に体を預けられると、腰砕けのように背中から倒れた。「何でああなったかわからない。不思議な負け方。普通はありえない」と首をひねるばかり。2度目となる9日目の勝ち越しを逃し、自力Vも消滅。「神様がまだ早いと言ってるのかな…」とため息をついた。
土俵下で安馬の黒星を見ていた琴光喜(32)は、普天王のはたき込みに倒れた。日大の4年後輩に3年ぶりに敗れ、支度部屋では無言。場所入り後、母校の鳥取城北野球部が県大会決勝で敗れたことを知った。前夜は母校関係者に「甲子園行ったら、寄付しますよ」と連絡。初の甲子園出場を楽しみにしていたが、肩を落としたまま、自身もまさかの黒星となった。
賜杯レース生き残りをかけて、22日の10日目に両者は直接対決する。「また明日、1日1番です」と安馬。あきらめるわけにはいかない。【近間康隆】


