横綱朝青龍(27=高砂)が国際紛争の“仲裁”に乗り出した!?

 9日の夏巡業仙台場所(仙台市体育館)の朝げいこに姿を現すと、あいさつに来たロシアの北オセチア共和国出身の露鵬とグルジア出身の栃ノ心を呼び止めて話を聞いた。両国はグルジアの南オセチア自治州の分離独立をめぐり、8日から戦闘状態。それを知った朝青龍が心配した。力士同士は仲が良い。それでも「亡くなった1400人の半分はロシア人。国民を守る必要がある」(露鵬)、「罪もない人が殺されるなんて」(栃ノ心)とともに母国愛は強く、状況次第ではこじれかねない。朝青龍が力士のトップとして先手を打った形だ。「(平和の象徴の)五輪が始まった日に、そういうこと(紛争)はやめてほしいよ」と憤っていた。