大麻所持事件で日本相撲協会を解雇された元幕内若ノ鵬のガグロエフ・ソスラン容疑者(20)が在籍していた間垣部屋が、同じ二所ノ関一門の大嶽部屋の支援を受けることが23日、分かった。9月1日の秋場所(同14日初日、両国国技館)番付発表後、残る弟子6人が東京・江東区の大嶽部屋で出げいこを行うことになった。
きっかけは、元横綱大鵬の納谷幸喜氏から間垣親方(元横綱2代目若乃花)へのひと言だった。「大変なら、弟子をこっち(大嶽部屋に)来させればいい」。間垣親方は昨春、脳内出血で倒れて現在もリハビリを要している。36歳で脳梗塞(こうそく)を患い、同じ苦しみを経験した納谷氏の誘いゆえに、それまで「けいこは自分で見る」とかたくなだった同親方も心を動かされた。大嶽部屋は、大鵬部屋を率いていた納谷氏から、04年に娘婿の大嶽親方(元関脇貴闘力)が継承。納谷氏は「大嶽も事件前から、間垣親方に『出げいこに来てください』と誘っていた」と話した。
大嶽部屋から車で5分の墨田区の間垣部屋ではこの日、同容疑者の解雇処分後、初めてのけいこが行われたが、間垣親方は不在だった。けいこ場から「若ノ鵬」の札は外されていた。


