日本相撲協会による簡易尿検査でマリフアナ(大麻)の陽性反応があった平幕露鵬(28=大嶽)と十両白露山(26=北の湖)兄弟が3日、身の潔白を主張した。ともに「大麻を見たこともない」と使用を完全否定。露鵬は腰痛の治療薬による陽性反応の可能性も訴え、病院で再検査する意向を明かした。露鵬の師匠・大嶽親方(40=元関脇貴闘力)も弟子を信じる気持ちを吐露。ロシア出身力士が、「シロ」であることを訴えた。
露鵬と白露山の兄弟が身の潔白を主張した。露鵬は朝げいこ後の午前10時半、東京都江東区の部屋から「心配かけて申し訳ございません」と姿を現し「(大麻を)見たこともないし、もちろん触ったこともない」。白露山も同日未明に「自分は絶対にそういうことをしていません」と使用を否定した。2日夜から3日未明にかけて、大嶽、北の湖両部屋と都内の自宅が家宅捜索された。大麻や吸引器具などは押収されず、警視庁による任意の事情聴取でも、大麻使用を否定したという。
露鵬は持病の腰痛で8月末のモンゴル巡業を休場した。「何日間か歩けない状態だった。痛み止めの注射とか薬をのんだ。信用ある病院で、もう1度検査したい」と、陽性反応は治療薬が反応したと訴えた。3日未明に露鵬から話を聞いた師匠の大嶽親方は「陽性反応と言っても100%じゃない。大事な子供(弟子)ですから、信じたい」と沈痛な面持ち。一方で、兄弟が共用するマンションを「妹が住んでいると聞いていた」と話すなど、弟子管理の甘さも露呈した。
露鵬はこの日、2日から再開したけいこを行った。午前6時40分から約2時間、しこやすり足などで汗を流した。白露山は早朝に北の湖部屋を後にし、日中は都内の自宅で過ごした。午後5時半、Tシャツに短パン姿で自転車に乗り、再び部屋へ戻った。真実は1つ。精密検査の結果が出るまで、静かに待つしかない。

