初場所で再起を目指す横綱朝青龍(28=高砂)が、12月2日からけいこを再開する。1日、冬巡業(2~20日まで)のために熊本入り。ほかの関取と同様に、積極的に土俵でけいこをする意向を示した。若手とのけいこについては、「まあ、見てろ」と不敵な笑みを浮かべた。左ひじ痛で3場所連続休場し、がけっぷちに立たされた「元最強横綱」は、この巡業で威信を取り戻すつもりだ。

 復活に向け、朝青龍が「やる気」を示した。午後6時10分、熊本空港に到着すると、立ち止まって冬巡業への意気込みを語った。

 朝青龍

 おっ、熊本は(思ったより)寒いね。まあ、明日からが楽しみだね。けいこはできるだけのことはしますよ。というか普通にけいこします。左ひじ?

 おかげさまでいいですよ。(九州場所後に)福井の温泉に行ったり、大阪にも行っていい先生も見つかった。いろんな人に世話になったからね。でも、あまり負担をかけないようにして、いつもより多めにしこを踏んだりしますよ。

 一気に話した後、報道陣から「若手とのけいこは?」と問われると、ニヤリと笑って「まあ、見てろよ」と低い声で返した。

 11月24日の横綱審議委員会では「朝青龍は相撲をなめている。初場所も休場なら、引退勧告すべきだ」との声が大半をしめ、一部委員からは「冬巡業でも途中休場するようならダメだ」との声も出た。

 文字通り追い込まれた朝青龍は、約2週間の巡業の皆勤が求められている。本人も九州場所千秋楽の夜には「もう、待ったなしだからな」と話している。進退をかけた闘いは、今日から始まる。【柳田通斉】