<大相撲初場所>◇14日目◇24日◇東京・両国国技館
新入幕山本山(24=尾上)が、248キロの体格を生かして勝ち越しを決めた。「チョー気持ちいい。なんも言えないです」と、競泳の北島康介の「金メダルコメント」と拝借。「うちの家族がよく北島商店(北島の実家の精肉店)のメンチカツ、買ってるんです。おいしいですよね」と笑わせた。
その通り、気分のいい勝ち方だった。「相手の右を抱え込む。どこにも逃がさないぞ、と。止まらず前に出る」というイメージ通りに十両土佐豊を料理。「両手で抱え込むところにコツがあるんです」と自画自賛も飛び出した。
幕内での14日間は、十両とは違う緊張感があった。「疲れが来ないなと思ったら、ウソでした。13日目からどっと来て、朝起きるのがきつかった」。5、6日目の連敗で黒星2つ先行し「そこから地獄だった。いつまでたっても白星が先にいかない。くじけそうになりました」という。同部屋の関脇把瑠都からの励ましが支えになったという。
「きょうは爆睡します。もう起きないかも。ここに眠るっ、というのも期待してください」とジョークも解放感たっぷり。「あと1番、ウーン、けがさえなければ何でもいい」と最後までうれしさを隠しきれない山本山だった。


