横綱朝青龍(28=高砂)が大阪に「ドルジケーキ」を持ち込み、復活Vで沸いた初場所でのフィーバー再燃を狙う。15日、大相撲春場所(大阪府立体育会館)が初日を迎える。朝青龍は自身の2連覇への景気づけもこめ、両国国技館前の「ワールドちゃんこ朝青龍」で販売しているドルジケーキ50個(1個2000円)を、大阪府立体育会館前の喫茶店「飛鳥」で場所中15日間、午後3時から売り出すことを決めた。

 ドルジケーキは、朝青龍が好物のブルーチーズと生クリーム、モンゴル人が好むレーズンを取り入れたケーキで、初場所直後に開店した「ワールドちゃんこ朝青龍」の宣伝用に同場所中から両国国技館前で販売されていた。同場所で朝青龍が引退危機を脱し、快進撃を見せたことでケーキも話題になり、飛ぶように売れたが、その勢いを大阪まで持ち込んだ形だ。「飛鳥」は1966年(昭41)から大阪府立体育会館前で営業している喫茶店。朝青龍サイドからのオファーに「場所を盛り上げる役に立てれば」と販売協力を快諾。一方で同店の関係者は「大阪の人はシビアやから、1個2000円で売れるかどうか」と心配もしている。

 朝青龍自身は、引退危機の初場所前とは違い、順調に調整できたことで余裕を漂わせている。前日に続いてけいこを休んだが、12日に大阪で再会した元床山床寿の日向端隆寿氏には「寿さん、千秋楽待ってるから。おいしい酒、飲もうね」と2連覇を宣言したという。不況の中、朝青龍だけはケーキ(景気)がいいようだ。【柳田通斉】