<大相撲九州場所>◇7日目◇21日◇福岡国際センター

 東幕下2枚目の駿河司(29=入間川)が星を五分に戻した。土俵際で中西の強烈な小手投げに屈した、かに見えた。だが、俵の外へ向かって前のめりになりながら踏ん張り、とっさに左へ動くと、勢い余った中西のほうがバッタリ。思わぬ逆転勝ちに、館内がどよめくほどだった。「体勢はなかったけど、余力はありました」。白星を拾った形で、連敗スタート後に2連勝だ。

 勝ち越せば来年初場所(1月10日初日、両国国技館)での新十両も見える。今場所はちゃんこ番や付け人業も免除され、相撲に集中する環境が整えられている。「(福岡の繁華街の)中洲にも2回しか行ってませんね。夜は部屋でゲームしてますね。次の日のけいこがきつくなりますから」。夢の関取に向かって、残り3番にすべてをぶつける。