日本相撲協会は5日、高砂親方(元大関朝潮)を役員待遇委員から主任へ2階級降格処分にしたと発表した。元弟子で引退した元横綱朝青龍の監督不行き届きとして、4日の理事会で決定し、通告していた。07年のサッカー騒動では4カ月30%の減俸処分を受け、08年の理事選では責任をとって理事を降り、役員待遇として教習所副所長、審判部副部長を務めてきた。4日発表の職務分担では指導普及部副部長に就任していたが、部員に格下げとなった。高砂親方は「一から出直すつもりで、力士の育成、部屋の運営に取り組んでいきたい。いくつか話もきているので、新弟子のスカウトに力を入れたい」と話していた。