3場所連続で東関脇に名を連ねた把瑠都(25=尾上)は、あらためて大関昇進と初優勝という目標を口にした。1日、大阪府大東市内の部屋で会見した把瑠都は「大関になりたいし、優勝も毎場所狙っている。(敵は)気持ちの問題ですね」と大関とり場所に向けた意気込みを語った。

 先場所7日目には、横綱白鵬を12度目の挑戦で初めて下した。「自信になりました」と笑顔で振り返る。09年九州場所で9勝、今年初場所で12勝を挙げて殊勲賞を受賞。今場所で12勝以上を挙げれば、大関昇進の目安とされる「関脇3場所連続で33勝」というラインもクリアできる。「自信はあります。でも、そればっかり考えていたら硬くなるから。自分の相撲を最後まで取りきれるように」。元朝青龍関が引退した今、次世代の主役へと名乗りを上げた。