<大相撲春場所>◇初日◇14日◇大阪府立体育会館
大関とりの関脇把瑠都(25)は、西前頭2枚目阿覧(26)を寄り切り、大関へ好スタートを切った。阿覧に左へ変化されたが、右を差して左で抱えて一蹴した。阿覧は初対戦で、場所前のけいこで古傷の左手親指を痛めた相手。不安が募ったが、さすが大関候補、ただでは転ばない。「変化はちょっとびっくりしたけど、先に手をついていた。何かあると思った」と読んでいた。
把瑠都は三保ケ関部屋で初土俵を踏み、尾上部屋独立を機に移籍した。「もともとの部屋だし、負けたくなかった」。3年兄弟子で、実力も格上の違いを見せつけた。武蔵川理事長も「前に出ていて、体が生きている。内容いい」と、場所後に期待を寄せた。
昇進へは13勝と高いハードルが設定された。マジック12と先は長い。帰り際に「よかったあ」と本音が出たが「いやあ、まだ初日。心の余裕が大事。気持ちで行ければ」。自らに言い聞かせていた。


