モンゴル出身の序二段釼剛(18=二所ノ関)が、9日のけいこ中に風呂場で倒れて意識不明の重体となった。都内の病院で右側頭部の急性硬膜下血腫と診断され、緊急開頭手術を受けて一命は取り留めた。二所ノ関親方(元関脇金剛)は「後遺症の可能性があると言われた。相撲を取るのはかなり難しい」と話した。

 釼剛は3日前に首が痛いと言い、けいこを2日休んだ。この日は場所も近いために本人が「やりたい」とけいこ。5番とったが不調でしこを踏んだが具合が悪くなり、もどして休んでいるうちに倒れたという。

 医師は「外傷性」としたが、親方は「頭はぶつかってないし、落ちてもいない。頭でいく相撲でもない」と話した。「痛い、かゆいはちゃんとしろと言ってきた。教育、健康管理をどうしたらいいか頭を抱える」と顔を曇らせた。

 釼剛の父はアジア大会のアマレス銀メダリスト。2月に亡くなったが、相撲を優先して夏場所初土俵を踏んだ。名古屋場所は初の序ノ口で6勝を挙げ、8月に初めて里帰りしたばかりだった。