日刊スポーツ新聞社では3日、初場所千秋楽に懸賞を出した41の会社、団体に電話アンケートを実施し、28の回答を得た。結果は、今後も懸賞を継続が4、中止が1、検討中が23だった。検討中の会社、団体も、状況によっては中止もやむを得ないと考えており、今後の事実解明や相撲協会の八百長疑惑への対応次第では、春場所の懸賞本数が激減する可能性が出てきた。
青森の「しじみちゃん本舗」は不況の中、「大相撲を応援したい」と懸賞を続けてきたが、中止を決断した。福井修治社長は「これまでの騒動とは違う。証拠も出ており、国技として恥ずかしい」と、信頼を裏切られた悔しさをにじませた。
検討中の「伯方の塩」近藤博明代表取締役は「これまでと違い、ファンを対象としており悪質だ。日本の伝統的な競技だし、存続してもらいたいが、社会的影響は大きい」と困惑を隠せない。同じく神戸の不動産会社「大栄」の山根広報担当は「春場所が開催されるのかも危惧している。八百長が事実なら開く価値がないというほど大きな問題」と深刻にとらえている。また「NHKが中継しないなら、広告の価値がない」と放送の有無を判断基準にする声も複数あった。
現時点では継続の方針の「ニュース証券」は、真剣に競技に取り組む力士の救済を理由に挙げた。同社は野球賭博問題で各社が撤退した昨年名古屋場所から懸賞を出し始めた。担当者は「全員がダメというのではなく、逆風の中でもまじめに精進している力士もいる。正々堂々と戦っている力士に受け取って欲しい」と話した。


