八百長問題の影響で、今年いっぱい中止となっていた大相撲の地方巡業が、来年4月2日に奈良・葛城市民体育館から再開されることが決まった。17日、葛城市が発表した。同市での開催は、旧当麻村時代の62年以来50年ぶり。旧当麻村は全国に複数ある「相撲発祥の地」といわれる地域の1つ。歴史上初めて相撲が登場した、約1300年前に完成した日本書紀では、この地に住んでいた当麻蹶速(たいまのけはや)が、相撲を取っている。また来年4月3、4日には福井・小浜市民体育館で、巡業を開催することが決まっている。