大相撲の春日野親方(49=元関脇栃乃和歌)が弟子たちを暴行した疑いがあることが18日、捜査関係者への取材で分かった。共同通信の取材に親方本人も暴行したことを認め「アイアンで殴った。正直やり過ぎたと反省している」と話している。

 捜査関係者らによると、春日野親方は14日、東京都墨田区の春日野部屋で、幕内の栃ノ心(24)ら弟子3人の腹や背中を素手やゴルフのアイアンで殴るなどした疑いが持たれている。

 部屋でグリップが折れたアイアンが見つかっており、警視庁本所署は弟子たちの体の傷が暴行によるものかどうか調べている。

 春日野親方は本所署の事情聴取に「外出の際に着物を着るよう何度も注意したが、言うことを聞かないので殴った」と話しているという。

 関係者によると、春日野親方は既に日本相撲協会に経緯を説明しており、同協会は処分しない方針とみられる。