前日27日に日本相撲協会から事情聴取された鳴戸親方(59=元横綱隆の里)と幕内隆の山(28)の周辺は一夜明けたこの日、緊張感を漂わせた。28日までに力士たちは福岡入りしており、千葉・松戸市の部屋は閑散としたまま。対応した関係者は「親方は出かけていません。行き先も承知していません」と多くを語らず。九州場所の宿舎関係者も「こちらは何もしゃべれません」と言っただけ。

 週刊新潮の報道では、鳴戸親方が角材で弟子をたたき、隆の山は体重増のためにインスリン注射を打ったとされている。九州場所は、同部屋の関脇稀勢の里の大関昇進がかかるが、稀勢の里郷土後援会の事務局は「こちらは、コメントを控えさせていただきます」と話すにとどまった。