横綱白鵬(26=宮城野)が10日、場所前最後の本格的な稽古を行った。鳴戸部屋へ出稽古するプランもあったが関取衆が不在のため時津風部屋へ。昨年の九州場所で優勝決定戦を行った豊ノ島ら関取衆を相手に19番。全勝で締めた。豊ノ島との最後の一番は1分を超えたが、息が上がる相手に対し最後は余裕を持って寄り切った。白鵬は「状態としては見ての通り。万全でしょう。最後の一番は攻め一方じゃなく、守りながらの攻めも確認した」と納得。午後は前夜祭の収録に参加。稀勢の里について「これまで稽古した貯金もある。初日、2日目を乗り越えられれば問題ないはず」と口元を引き締めた。