日本相撲協会は28日、番付編成会議で4人の十両昇進を決めた。新十両は北園改め政風(まさかぜ、28=尾車)と佐久間山改め常幸龍(じょうこうりゅう、23)の2人。再十両は徳勝龍(25)と誉富士(26=伊勢ケ浜)。また4月1日付で再興する木瀬部屋の所属力士が発表され、常幸龍や徳勝龍ら26人が北の湖部屋から転属する。

 政風は初の十両昇進が決まり「やっとなれたという気持ち」と喜んだ。東洋大出身で、学生相撲出身者としては史上3位の年長。所要36場所は史上4位のスロー出世となった。新しいしこ名は家族会議で決まった。「実家の母と祖母と祖父が考えてくれた。特別に意味はないが、気に入っている」。