夏場所(5月6日初日、両国国技館)に新大関として挑む鶴竜(26=井筒)が12日、鳴戸部屋への出稽古に意欲を見せた。始動日は四股、てっぽうなどの基礎練習で終えた鶴竜は「相手は稀勢の里関だけではないですが」と前置きした上で「稽古総見もあるし、体調などとも相談しながら考えたい」と前向きだ。

 巡業中も三番稽古を合計で31番取るなど胸を合わせてきた。9~11日の3連休は「ずっと寝ていた」と笑ったが録画した映画やドラマを一気に見たという。「長すぎず短すぎずちょうどいい期間だった」とリフレッシュした。後援会から新しい化粧まわしが複数本贈られることも決まった。「1本は場所前に頂けるようです。デザインは見てのお楽しみ」。大関として迎える場所へ歩み始めた。