大相撲の琴奨菊(28=佐渡ケ嶽)と稀勢の里(25=鳴戸)が、3日連続で稽古場で対決する可能性が出てきた。夏場所(5月6日初日、東京・両国国技館)を控え、二所ノ関一門の連合稽古が25日に松ケ根部屋、26日に鳴戸部屋、27日に佐渡ケ嶽部屋で行われることが16日、分かった。日本人大関2人も参加する。佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)は「本人たちの体調次第だが、自然とやることになるでしょう」と期待した。

 初場所前の連合稽古では、2人がライバル意識をむき出しにして、負けた方が「もう1丁!」を連発。ほかの力士を寄せ付けず、19番取った。今回は、千葉県内の3部屋を巡回するため、互いの部屋を行き来してしのぎを削ることになる。琴奨菊は「勝敗とは別の次元で稽古できる。ぜひやりたい」と意気込んだ。