日本相撲協会は23日、夏場所(5月6日初日、両国国技館)の新番付を発表した。

 新十両の佐久間山改め常幸龍(23=木瀬)が23日、初めてちょんまげを結った。「まだちょっと痛いです」と笑顔を見せた。これまでは自分で髪をぬらしてくしを使い整えていたが、床山に任せることになり「やってもらえるのはありがたいです」。春場所前に骨折した胸骨についても「大丈夫です。稽古もやれている」とほぼ万全だ。木瀬部屋が再興してから初めての場所を迎え、4畳半の個室が与えられた。「布団を敷いたらいっぱいですが、特に置く物もないので快適ですよ」と環境にもなじんでいる。3年前に急逝した佐久間幸一さん(享年52)の1文字を入れ、常に父とともに上を目指す決意をしこ名に込めた。「まずは初日が大事」とスタートダッシュを狙う。