角界入りを目指しアマチュア世界王者が来日していることが22日、分かった。グルジア人のバラスィリ・ザザ(21)が来日し、22日に両国国技館を見学した。アリーナには入れなかったが外で記念撮影や、博物館を見学した。08年アマチュア世界選手権の18歳以下級では決勝で大砂嵐(20=大嶽)を破って優勝するなど、実績は十分だ。

 07年に相撲を始めたばかりながら身長190センチ、体重150キロの恵まれた体格ですぐに頭角を現した。ザザ自身も相撲界への入門を強く希望しており、部屋での稽古を望んで来日した。近日中に稽古する部屋も決まる見込みで、約2週間滞在する。外国人枠は1部屋で1人と決められている。日本国籍取得後も外国出身力士とみなされるため、47部屋のうち外国人力士がいないのは11部屋。