日本相撲協会は28日、大相撲初場所(来年1月13日初日、両国国技館)の番付編成会議を福岡市内で開き、新十両はともにモンゴル出身の東龍(25=玉ノ井)と鏡桜(24=鏡山)の2人と発表した。

 東龍は母の命日に吉報を受けた。28日は母ツェルマーさんが48歳でこの世を去った日。心臓病治療のため使っていた薬の副作用が原因だった。明徳義塾高校2年生の時で「聞いた時は涙も出ないくらい信じられなかった」。来日から丸10年、25歳で念願の関取の座をつかみ「魁皇関(現浅香山親方)のような相撲を取りたい」と目を輝かせた。