横綱白鵬(27=宮城野)に、紗代子夫人との初デートの場所が描かれた化粧まわしが贈られることが5日、分かった。夫人の地元、徳島市の白鵬徳島後援会から贈られるもの。鳴門のうずしおが背景に描かれ、初デートの場所・眉山がデザインされている。また太刀持ち用の化粧まわしには阿波おどりをする男性が、露払い用には阿波おどりをする女性の姿が描かれる。刺しゅうとはいえ女性が土俵に上がるため、相撲協会に問い合わせた上で許可を得たという。

 眉山の山頂は、徳島県内外から訪れたカップルが、南京錠をしめて永遠の愛を誓う有名スポット。現在も白鵬と夫人の出会いにちなんだオブジェがあるほど。

 3つぞろえの化粧まわしと同時に、太刀も贈られる。「心」「夢」「運」の3文字が刻まれ、8日には白鵬が奈良県を訪れ打ち込みを行う。

 冬巡業の日程を終了した白鵬は「九州場所で6年連続優勝できたので、温かい声援が大きかった」と充実の表情を浮かべた。