大相撲の立行司、第39代式守伊之助(62=友綱)が16日、都内のホテルで襲名祝賀会を開き、横綱白鵬(27)日馬富士(28)ら約230人が集まった。初土俵から立行司に昇進するまで47年。あいさつでは「3回、死ぬ目にあった」エピソードを披露した。数年前の九州場所中、バイクにはねられて血まみれになったこと、4年前は食道がんで休場したこと、今年初場所は土俵下に落ちて頭を打ち、10分間の記憶が飛んだことを明かした。11月の九州場所は日馬富士-豪栄道戦が「やり直し」となり「ハプニングだらけで申し訳ありません」と笑わせた。白鵬は「39代に、なるべく差し違えをさせないように、いい相撲を取ります」と、体調を気遣った。