新小結松鳳山(28=松ケ根)が10日、初場所(13日初日、両国国技館)で黄金の締め込みを使用することを明かした。後援者の種子島酒造から「色黒の肌に映えるのではないか」として贈られたもので、既に稽古場で試用。まばゆい輝きがあり、初めて見た時は「『大丈夫か?』『いいのか?』って思いました」と本人も驚くほど豪華に出来上がった。松ケ根親方(元大関若嶋津)も了承し、おかみさんも「格好いい」と気に入ったという。

 黄金の締め込みといえば、横綱輪島が有名。朝青龍も一時使用し、幕内での登場は横綱白鵬が10年夏場所で14日目と千秋楽の2日間だけ使って以来となる。初場所初日は、その白鵬と対戦する見込み。「派手だけど、目立ってナンボだと(後援者から)言ってもらえました。支度部屋で(周りの力士から)突っ込まれてもいいです」と腹をくくり、本場所へ目を向けた。