大相撲世話人で元幕内王湖(おうこ=友綱)の鈴木伊津男(すずき・いつお)さんが24日午前8時16分、肺炎のため都内の病院で死去した。56歳だった。

 鈴木さんは先々代の友綱親方(元小結巴潟)の下、70年秋場所に14歳で初土俵。82年名古屋場所で新入幕を果たした。幕内在位はこの1場所のみ。85年九州場所で引退後は年寄名跡に空きがなく、元幕内力士として初めて世話人に転向した。今年春場所後に体調を崩して入院していた。

 通夜は28日午後6時から、葬儀・告別式は29日午前10時から、いずれも東京都江東区森下5の9の5、平安祭典深川会館で営まれる。葬儀委員長は友綱親方(元関脇魁輝)。喪主は長男太士(ふとし)さん。