<大相撲夏場所>◇4日目◇15日◇東京・両国国技館

 大関稀勢の里(26=鳴戸)は後味の悪い4連勝だ。相手の栃煌山と立ち合いの呼吸が合わず、3度仕切り直し。4度目でようやく立ち、最後は頭をつけられる不利な体勢から何とかすくい投げを決めたが「内容が悪かった」と笑顔なし。支度部屋を出ると、栃煌山と審判室へ向かい、朝日山審判長(元大関大受)から「稀勢の里の方が立ち渋ったように見える」と注意を受けた。