<大相撲夏場所>◇12日目◇23日◇東京・両国国技館

 横綱白鵬(28=宮城野)が稀勢の里との全勝対決を望んだ。「一番やりがいがある。力が入りますね。そういう時に勝ってこそ、記録にも記憶にも残る」。明日14日目が濃厚の大一番に早くも闘志を燃やした。

 稀勢の里より先に土俵に上がったのは今場所初。1敗の鶴竜相手に右からの上手投げがすっぽ抜けたが、右四つに組み止めて寄り切り、全勝を守った。「先のほうが気持ち的に楽だったかもしれませんね」。勝ち残りの土俵下で勝利を見届けると「本当にいい相撲だったね」とたたえる余裕もみせた。

 昨年の名古屋場所では大関だった日馬富士との千秋楽全勝対決で敗れた。当時の悔しさは忘れない。「名古屋を思い出した」の言葉で、横綱の意地にスイッチが入った。