大相撲の横綱白鵬(28=宮城野)が8月31日、“異例”の番付発表日稽古をもくろんだ。2日の秋場所(15日初日、両国国技館)の番付発表日は基本、どの部屋も稽古を休む。横綱も午前中に会見に臨む予定だが、幕内最年長の旭天鵬ら友綱部屋では稽古を行うことを耳にして「よし、稽古だな。稽古を考えよう。おっさんには負けられないぞ」と、異例の稽古付き会見も辞さない考えを明かした。

 13日で39歳になる旭天鵬には「すばらしい」と尊敬の念を抱く。ただ、負けず嫌いの血は騒ぎ「ほかの人にできたなら自分もできる」と、自らも40歳現役を目標に掲げた。番付発表日の稽古構想も対抗心から生まれた。それが横綱の強さの秘密か。この日は綱打ちを行い「いよいよという感じ」と気持ちを高ぶらせた。