大相撲元横綱朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏(33)が1日付のウヌトル紙(モンゴル)などで暴行し、負傷したと報道されたことに、角界の現役力士らも驚きの表情を見せた。2日、福岡・博多区の住吉神社で行われた横綱奉納土俵入り後、モンゴル出身力士として先輩でもある幕内旭天鵬(39=友綱)は「驚いたよね。モンゴルでの報道は本当なの?」と報道陣に確認。関心の高さを示しつつも「最近はまったく連絡もとっていないし、詳しいことは分からないけれど、またかって感じだよね」とあきれ顔だった。時天空ら他の力士の間でも、真相や同氏のケガの状況などが話題に挙がったという。また、モンゴルに住む元夫人のタミルさんも、状況はまったく分からないようだ。

 モンゴルのメディアは2日までに、ダグワドルジ氏が1日、同国首都ウランバートル市内で開かれていたパーティーで参加者を殴り、その後、相手からサラダナイフで反撃を受けて顔を負傷したと報じた。同氏は「そうした事実は一切ない」と全面否定したという。

 報道によると、酒に酔って口論となった参加者を数回殴った。相手は殴り返した上、ナイフで攻撃したという。パーティーはハロウィーンを祝うためで、10月31日夜から開かれていたとみられる。