日本相撲協会が初めて園児対象のイベントを開催することになった。19日に東京・両国国技館で行う「クリスマスお楽しみ会」に、墨田区内の幼稚園、保育園の園児と保護者らを招待する。同協会の鈴木広報室長は「何もかもが手作り。初めてなので喜んでもらえるか楽しみ」と話した。

 当日は“歌の先生”として前頭6枚目勢(27=伊勢ノ海)が、“体操の先生”として小結隠岐の海(28=八角)が登場し、園児と触れ合う。この会に合わせて作られた「オリジナル相撲甚句」も披露される。サンタクロースの格好で、先代の東関親方で元関脇の高見山さんも駆けつける予定で、全員がボランティアで参加して盛り上げる。

 広報部長の八角親方(元横綱)は「『お相撲さんだあ』って親しんで、相撲を近くに感じてくれればうれしい」と期待を寄せた。