横綱昇進のカギはやっぱメンタルでしょ!?

 横綱白鵬(28=宮城野)が、初場所(来年1月12日初日、両国国技館)で綱とりに挑む大関稀勢の里(27=鳴戸)に対して精神力の強化を求めた。

 14日、都内で行われた、02年からトレーナー契約を結ぶ内藤堅志氏の著書「白鵬のメンタル

 人生が10倍大きくなる『流れ』の構造」(講談社)の出版会見に出席。大関への助言を問われると「やっぱりメンタルでしょうね。これを読んで」とニヤリ。「言い方は悪いかもしれないが、いいところは盗んでほしい」とアドバイスした。

 内藤氏は著書の中で、白鵬の強さにつながるメンタルについて「自分の弱さを素直に認められること」「ストレスのコントロールが出来ること」を長所として挙げている。白鵬は、ここ一番での勝負弱さが出る稀勢の里に期待しているからこそ、自身の経験をまとめた内藤氏の著書を「参考書」としてほしいようだ。

 出版会見後は東京・上野の国立科学博物館に移動して「大恐竜展」の広報大使就任式に参加。アジア最強の肉食恐竜とされるタルボサウルスの化石の前では「戦いは挑まない。体重を半分にして逃げ出します」と笑い、さっそく“弱さ”を認めるお手本を見せた?【鎌田直秀】