春場所(9日初日、大阪・ボディメーカーコロシアム)でかど番の大関稀勢の里(27=田子ノ浦)は充実した表情を浮かべた。4日、田子ノ浦部屋で幕内高安と23番取って21勝。右上手をすぐに引く形を貫き、スタミナも切れることなく安定した内容を見せた。「いいと思います。先場所と違って変な張りもなく、体がよく動けている。全身を使えている」と、上半身と下半身の連動に手応えを感じていた。