大相撲夏場所(5月11日初日、東京・両国国技館)の新番付が24日、発表された。

 前頭16枚目荒鷲(27=峰崎)が初土俵から所要68場所で新入幕を決め、外国出身力士では72場所の戦闘竜に次ぐ戦後2番目のスロー昇進となった。入門から荒磯、花籠、峰崎と部屋を移籍し、肩の脱臼なども乗り越えてきた苦労人。「何度もやめようと思った。結びの一番で取ってみたい」と目標を定めた。88年12月の部屋創設以来、初の幕内力士誕生となった峰崎親方(元前頭三杉磯)も「感無量ですが、私の中ではまだ道半ば」とさらなる飛躍を願った。