元横綱大鵬が67年夏場所を制した時の優勝額が、年内にも遺族の元へ戻る見通しとなった。大鵬夫人の納谷芳子さん(67)が20日、優勝額を所有する栃木・日光市を訪れ、斎藤文夫市長を訪問。遺族が譲り受けることになった市の決定に感謝の意を表し、優勝額が掲示されている藤原高齢者福祉センター体育館を視察して、輸送方法を検討した。芳子夫人は「思ったより取り外しが難しい場所にある。相撲協会にも相談して、いい方法を考えたい。年内には運びたいと思ってます」と話した。