大相撲初場所で史上最多33度目優勝を全勝で飾った横綱白鵬(29=宮城野)が26日、審判部を痛烈批判した。東京都墨田区の宮城野部屋で行われた一夜明け会見で、取り直しになった13日目の稀勢の里戦について言及。納得いかない様子で「子供が見ても分かる。なぜ取り直しになったのか。2度とないようにやってもらいたい」などと、異例の注文を付けた。<白鵬の過去の発言>

 10年名古屋場所前、野球賭博問題で揺れて天皇賜杯の辞退が決定。初日3日前に「我々全力士は、天皇陛下の賜杯をいただくために一生懸命けいこに励んでいる。日本の横綱として、あまりにもやりすぎではないかと思います」と協会の対応に物言い。NHKの中継もなく「世界中で楽しみにしている方がいる。日本だけの問題ではなくなってくる。何か、自分たちの手で国技をつぶすのではないかという気がします」。「よく言ってくれた」という意見が相次いだ。