横綱白鵬(29=宮城野)の審判部批判から一夜明けて、日本相撲協会の受付には電話が殺到した。担当者によると、100件以上あり、午前9時半から午後5時15分まで電話は鳴りっ放し。対応した担当者はほとんど席を立てなかったという。

 年配者からの電話が多く、内容の9割以上は横綱に対する苦情。特に「肌の色」発言に対して「日本人だろうが、モンゴル人だろうが、言ってはいけない」「口に出すこと自体、日本人に対して失礼。そんな風に思っていない」などと怒りに満ちていたという。ただ白鵬の発言を「正しいと思う」と言った意見も、わずかにあった。

 担当者は「こんなに電話が殺到するのは久しぶりです」と頭を悩ませていた。