日本相撲協会は28日、東京・両国国技館で春場所(3月8日初日、大阪・ボディメーカーコロシアム)の番付編成会議を行い、石浦(25=宮城野)堀切改め阿炎(あび、20=錣山)川成改め天風(23=尾車)の3人の新十両昇進を決めた。

 堀切改め阿炎は、両国国技館内で師匠の錣山親方(元関脇寺尾)と会見。師匠は「稽古場ではビックリするほど弱い」と話す一方で「相撲度胸と相撲勘は持って生まれたもの。それだけで勝ってるようなもの」と称賛した。しこ名「阿炎政虎」の「あび」は、師匠の幼少からの愛称。政虎は戦国時代の名将、上杉謙信の出世名という。「親方の番付は超えたい」と話す愛弟子に師匠は「孤高の横綱に」の願いを込めた。