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時津海強制引退で時津風部屋継承

 序ノ口力士の時太山(当時17歳=本名・斉藤俊さん)が死亡した問題で、西前頭7枚目の時津海(33)が、強制的に現役を引退させられ、時津風部屋を継承することが、分かった。一門の意向で9日までに引退届を提出し、時津風を名乗る。

 時津風問題が現役幕内力士を引退に追い込んだ。秋場所で5勝10敗と負け越し「次は頑張らないと」と意気込んでいた時津海が、11年半の土俵人生に終止符を打つ。当初、時津風親方が解雇された場合、部屋付きの枝川親方(元前頭蒼樹山)が継承する予定だったが、一門の意向などで、時津海が継ぐことで合意した。

 時津風親方が解雇され、現在は師匠不在のまま部屋が存続している。北の湖理事長からは「9日までに継承者を決めてほしい」と4日間の猶予を与えられた。関係者によると、時津海は引退に難色を示していたが、東農大の先輩で先代時津風親方(元大関豊山)や、一門の長・伊勢ノ海親方(元関脇藤ノ川)らの説得で心を動かしたという。

 時津海は早速この日から、継承への手続き作業に入った。時津風親方の解雇処分が出た直後、審判部と巡業部に6日の福祉大相撲(両国国技館)、7日の横浜巡業(横浜文化体育館)の休場届を提出。引退の準備や名跡取得などの準備に入るためで、9日までには手続きを完了させて、5代目の師匠となる。

 時津海は統率力もあり、弟弟子からの人望も厚い。一門の他の親方によると「今回の一件で、力士たちが動揺しないようにまとめたのは時津海と聞いている」と話す。部屋存続の危機を打破するには、適任者とも言える。しかし、今後、暴行に加わった兄弟子への処分が下される可能性もある。これまで力士を供給してきた東農大から、今後も卒業生が入門する保証もなくなった。時津海はまさに逆風からのスタートになる。

[2007年10月6日9時21分 紙面から]

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