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白鵬「正しいかわいがり」披露

稀勢の里(下)とぶつかりげいこを行う横綱白鵬
稀勢の里(下)とぶつかりげいこを行う横綱白鵬

 横綱白鵬(22=宮城野)が13日の茨城・土浦巡業で、正しい「かわりがり(しごき)」を披露した。朝げいこで、隣町の牛久市出身の小結稀勢の里(21=鳴戸)を指名。三番げいこを10番こなした直後に両腕を開き、ぶつかりげいこを開始した。横綱との真剣勝負で力を出し切って余力のない稀勢の里を、容赦なく何度も土俵上に転がし、土俵下に落とし、お尻にもキック3発。さらに顔に2度水を掛けるなど、約6分間にわたりしごいた。

 時津風部屋で序ノ口力士・時太山(当時17歳、本名・斉藤俊さん)が30分にも及ぶ「かわりがり」を受けた直後に急死したことで、当然世間の目は厳しくなっている。しかしこの日、暴力ではない相撲本来の厳しい「かわいがり」を目にした超満員の3800人の観客からは惜しみない拍手が送られた。稀勢の里の地元後援会幹部は「横綱自ら胸を出してくれてありがたい」と感謝した。

 横綱に鍛えられた稀勢の里は「いいけいこができた」と満足そう。白鵬も「期待しているから胸を出した。これからも楽しみな若手には胸を出す」。今後も度を過ぎない本来の「かわりがり」で、相撲の伝統を守っていく。【盧載鎭】

[2007年10月14日9時12分 紙面から]

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