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白鵬鬼門の初日、琴奨菊に完敗/九州場所

- 支度部屋でぶ然とした表情を浮かべる白鵬(撮影・下田雄一)
<大相撲九州場所>◇初日◇11日◇福岡国際センター
横綱白鵬が、土俵下まで吹っ飛んだ。無数の座布団が飛んでくる。顔に当たらないように、下を向いたまま、支度部屋に戻った。鬼門の初日の壁を打ち破れなかった。過去7戦負けなしと、得意とする琴奨菊に一方的に攻め込まれた。「いつもと変わらないと思ったけどな」と、首をかしげたが入幕後、初日の勝率が最も悪く、この日で11勝10敗となった。
秋巡業では、出場停止の朝青龍の分まで、横綱としての責任を果たした。1日も休まず、朝げいこした。ぶつかりでは地元の力士らに胸を出し、盛り上げた。10キロも落ちていた体重も、けいこ量を増やしたことでベストの155キロをキープ。周囲には「全勝できるかも」と漏らしていたが、現実はそんな甘いものではなかった。
場所直前は出げいこを封印し、上位陣とのけいこをしないまま、十両に胸を出しただけの調整に徹した。「巡業でいつも上位とやってきたし、問題ない」と自信をみせていたが、立ち合いの圧力は、当然十両と3役では比べものにならない。この日も深く踏み込まれ、苦し紛れに右を差したものの、まわしには手が届かなかった。
先場所に続き、またも初日に負けた。横綱に昇進してから初日は2連敗だが、朝青龍不在の今場所も、白鵬が優勝本命に変わりはない。「負けは負け。しょうがない。でも結果は最後にならないと分からないよ」と笑みを浮かべた。精いっぱいの強がりか、それとも余裕の微笑か。2日目の土俵で答えを出す。【盧載鎭】
[2007年11月12日9時41分 紙面から]
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