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朝青龍けいこ再開も帰国願望?

付け人に患部のテーピングを外させる朝青龍(撮影・盧載鎭)
付け人に患部のテーピングを外させる朝青龍(撮影・盧載鎭)

 横綱朝青龍(27=高砂)が7日、けいこを再開した。前日6日に都内の病院で「右足関節周囲炎」で全治約4週間と診断されたばかりだが、右足をかばいながら約1時間、高砂部屋で汗を流した。モンゴルに帰国した上での治療について、「ない」と否定。一方で信頼する主治医には「帰りたい」と胸の内を打ち明けていた。

 朝青龍が予定を前倒ししてけいこを再開した。午前8時40分、車を高砂部屋の横につけて姿を現した。「けいこは9日から」と聞かされていた高砂親方(元大関朝潮)や、報道陣の驚く表情を見るや、ニヤリと笑い、準備にかかった。

 強い痛みを抱える右かかとには、冬巡業と同じ黒いサポーターがあった。前日、主治医の平石貴久医師に「右足の踵骨(しょうこつ)が2、3ミリ立方骨の方にずれ、関節部分がつぶれて炎症が起きている。全治4週間。無理をするな」と診断されたばかり。そんな中、朝青龍は「ほかの力士も始めている。(けいこを)やりたかったから来た」と、けいこを始めた。

 右足で踏む四股(しこ)では、衝撃を和らげるためにタオルを敷いた。それでも体重106キロの弟弟子朝道龍を背負い、スクワットもこなした。さらに196キロの朝陽丸をぶつかりげいこの相手に指名。痛めていない左足を後にして土俵際で踏ん張り、体全体で衝撃を受け止めた。けいこ後は穏やかな表情で取材に応じた。

 朝青龍 自分の部屋でけいこを始めたかった。今日は右足はほとんど使っていない。今は下半身は難しいから上半身を中心に鍛えたい。無理せず少しずつやる。治ったら、ある部屋に出げいこに行くよ。

 「初場所に間に合うか?」と問われると、「そのためにやっている」と語気を強めた。「モンゴルで治療する可能性は?」の質問には、「ない。ない。ない」と言い残し、車で部屋を後にした。

 だが、本音は違うようだ。平石医師によると、前日の診察の際に「モンゴルに帰りたい。ホジルトの温泉に行ってケガを治したい」と漏らしていた。平石医師も「場所までに時間はある。無理をして長く緊張感を保つより、一時帰国するのもいいと思う」と帰国治療に賛成している。

 朝青龍はこれまでも番付発表前、年末年始のけいこが休みの期間などに帰国を繰り返していた。今回は高砂親方が帰国を認めない方針。臨時横綱審議委員会で「師匠の言うことを聞く」と約束した横綱が、いつ本音を打ち明け、師匠がどう対応するのか、目の離せない状況が続きそうだ。

[2007年12月8日9時22分 紙面から]

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