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朝青龍8日ぶりけいこ再開、親方直接指導

8日ぶりのけいこで高砂親方の指導を受ける朝青龍(中央)。左は朝赤龍
8日ぶりのけいこで高砂親方の指導を受ける朝青龍(中央)。左は朝赤龍

 これも内館視察効果? 横綱朝青龍(27=高砂)が22日、8日ぶりにけいこを再開した。高砂親方(52=元大関朝潮)から珍しく直接指導を受けて、全盛期の感覚を取り戻した。前日(21日)に抜き打ち視察した横綱審議委員会の内館牧子委員(59)から「情けない」「学生相撲より緩い」と痛烈批判されたことで発奮したのか、来年初場所(来年1月13日初日、両国国技館)へ、師弟で息のあった「好連係」を見せた。

 朝青龍がそんきょしたまま師匠の忠告にうなずいた。最後は深々と頭を下げ「はい、分かりました。ありがとうございます」と起き上がって一礼。けいこを最後まで見届けた高砂親方は「ヨシッ」と満足げに席を立った。

 「攻める相撲を忘れちゃいかん。感覚は少しずつ戻せばいいから」。師匠の言葉は何よりの妙薬だった。横綱昇進後「自分で考えてやればいい」と自主性を尊重してきた同親方も、相撲勘が戻らず、もがく横綱をほっておけなかった。けいこ後、朝青龍は「まったくその通り。オレもそう思っていた」と納得した。

 2場所出場停止の影響は想像以上に大きかった。この日、弟弟子の朝赤龍に20番胸を出したが、5番終わった後「横綱、体が軽いですよ」と言われた。左下手投げをくらい尻から落ちて苦笑いする場面も。直後に、師匠の声が飛んだ。「踏み込みが浅いぞ。アグレッシブにいけ。立ち合いに『シュッ』という声を出すな。力が抜けるから」。その後は、朝青龍本来の攻める相撲が復活した。けいこ後、朝赤龍は「急に横綱の体が重くなった。不思議なものだね」と振り返った。

 前日は横審の内館委員が抜き打ち視察に訪れた。しかし、朝青龍は風邪でけいこを休み、高砂親方も理事会などのため、30分でけいこ場を立った。その後同委員から「情けない」「学生相撲でもあんな緩いけいこはしない」などと痛烈に批判された。それが発奮材料になったのか、この日は珍しく師弟がひとつになって奮起した。

 高砂親方は「別に誰かに見せるために指導するわけではない」と内館効果を否定した。朝青龍も「また来れば?」。同委員に言われっぱなしで、当然心の中には期するものがある。その気持ちを本土俵でぶつけるため、師弟の挑戦は続く。【盧載鎭】

[2007年12月23日8時53分 紙面から]

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