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時太山に全身70カ所の外傷

 大相撲時津風部屋の力士傷害致死容疑事件で、死亡した時太山(当時17、本名・斉藤俊さん)の傷は全身約70カ所に及んでいたことが、愛知県警捜査本部の10日までの調べで分かった。これらの外傷が、先代時津風親方の山本順一容疑者(57=元小結双津竜)や兄弟子3人による2日間の暴行の激しさを示しているとみている。

 捜査本部によると、遺体鑑定の結果、斉藤さんは顔面、肩、背中、腹、尻、太もも、ひざなどに擦り傷、皮下出血、挫傷などがあり、肋骨(ろっこつ)の軟骨も折れていた。死亡前日6月25日の暴行で、斉藤さんは広範囲にわたる細胞破壊で心不全などになる「高カリウム血症」を発症。さらに26日に30分以上のぶつかりげいこと暴行を受けたことから、外傷で血液の水分が肺組織内に過度に漏れ出して「肺水腫」も発症した。結果、呼吸不全となり、「多発外傷性ショック」で死亡したと判断している。

 部屋関係者によると、斉藤さんは亡くなった同26日のぶつかりげいこで、最後に兄弟子の幕下明義豊こと木村正和容疑者(24)を押し切ったところで崩れるように倒れたという。このけいこで、山本容疑者は斉藤さんを約1メートルの木の棒で殴るなどしたが「『力を出せ』という意味で、あくまでけいこ」と供述している。

[2008年2月11日9時36分 紙面から]

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