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朝青龍「死ね」発言を高砂親方が注意

力士会を終え引き揚げる朝青龍に報道関係者が殺到する(撮影・奥田泰也)
力士会を終え引き揚げる朝青龍に報道関係者が殺到する(撮影・奥田泰也)

 横綱朝青龍(27=高砂)が軽率な言動を師匠に注意された。26日、大阪市中央区の高砂部屋でのけいこ中に高砂親方(元大関朝潮)に呼び出され、前日25日に「死ね! このヤロー!」の暴言を吐いたことなどをたしなめられた。朝青龍はこの日、発言については否定。けいこ前からカメラに対してイライラを募らせ、一方でけいこ後に笑顔で話すなど、感情の起伏が激しい状態だった。

 けいこ終了間際だった。土俵の外にいた朝青龍の背中を、高砂親方が「ポン!」とたたいた。けいこ場にいた約20人の見物客、報道陣、さらにはけいこ中の力士まで見つめる中、師弟は2人きりでけいこ場の外へ出て行く。2分後。1人で戻ってきた朝青龍は表情を変えず、若い衆の胸にぶつかって大阪入り初のけいこを締めくくった。

 高砂親方は会話の内容について説明した。「ちゃんとした言動を取るよう、注意しました。(朝青龍は)わかりましたと言った」。

 米ハワイから再来日した前日25日。朝青龍はホノルル空港に力士らしからぬアロハシャツで姿を現した。撮影したカメラマンに「写真を消せ!」とどう喝。関西空港で待ち構えたカメラマンには「死ね! このヤロー!」と吐き捨てた。公衆の面前で相次いだ悪態ぶりを、師匠に再指導された形だ。

 この日、大阪府立体育会館で開かれた力士会後に多数のテレビカメラに取り囲まれた。無言のまま、早足に階段を駆け上がる朝青龍だったが、報道陣の1人が雪駄(せった)を踏んでしまった。周囲をにらみながら右足で履き直し、強行突破をあきらめ「みんな集めろ!」と立ち止まった。

 発言について問われ「言うわけないやろ」と否定した。最後は追いすがるテレビクルーに「言ってないって言ってるだろ!」と語気を強めた。けいこ時には、連絡の行き違いで撮影を聞いていなかったテレビ局を締め出し、カメラマンには「撮るなよ」。レンズに対してナーバスになる一方で、けいこ後には笑顔で春場所への抱負を語った。ナニワの街での再始動日も、精神的に落ち着かない姿を露呈していた。【近間康隆】

[2008年2月27日9時27分 紙面から]

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